サツマイモの育て方|荒れた土地でも生育する丈夫な野菜

phfv048-s.jpg

サツマイモは寒い時期では育てることが出来ません。
そのため、日本では東北の標高700メートル以下のところまでが
サツマイモの栽培可能地域とされています。

北海道などその他の場所では、サツマイモは栽培不可です。
大体、年間の最高月の平均気温が22度以上なければ
いけないとされているためです。

これにはサツマイモの原産地が深く関わってきます。
サツマイモの原産地は、中南米です。

しかも、砂漠に位置する所ですから暑さにはめっぽう強く、
荒れた土地でも肥料や水なしでも生育することが出来るくらい、
丈夫な野菜なのです。

そんなサツマイモを植え付ける場合は、他とは違い、
ツルを切り取った状態の苗を購入するところから始まります。

ホームセンターや園芸店などでは、その苗が販売されますが、
稀に販売していない店舗もありますのでその時は
自分で苗を作成するか、通販を利用して手に入れましょう。

スポンサーリンク

自分で作成する場合は、小さめのコンテナを1つ用意し、
種芋を1つ植えつけてみて下さい。

すると、ツルが何本も伸びてきますので先端より5?6節のところで
切り取ります。これが、苗となります。

サツマイモは、肥料が効きすぎてしまうと葉っぱばかりが成長し
肝心の実の部分の元気がなくなってしまいます。

そのため、元肥などは与えずに育てていくことがポイントです。
また、以前その場所に何かを植えていた場合などにありがちな
失敗としては、肥料が残っている事が挙げられます。

基本的に乾燥した荒地を好むサツマイモですので、
土を良く耕し、風通しの良い高畝を作ってサツマイモにとって
良い環境を作り上げて下さい。

サツマイモはとても広い範囲が必要な作物の1つです。
畝の高さは30センチほど、株間は30センチから40センチほど、
畝間は70センチから1メートルくらいの広さを取りましょう。

鉢植えの場合は、根っこが張るように深めのプランターを用意し、
長方形ならば2株、円型であれば1株が適量です。

植え付けの方法としては、ツルの茎の部分を土に差すだけです。
直後には水をたっぷりまきますが、毎日水やりが必要な
作物ではありませんので注意してください。

スポンサーリンク

この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

こうをフォローする
サツマイモの育て方
こうをフォローする
初心者でも簡単!家庭菜園の作り方

コメント

タイトルとURLをコピーしました