キャベツの原産地と日本での歴史

キャベツは、ヨーロッパの海岸近くの石灰の多い岩場などに、
自生したものから作られたと言われています。
この作物は、今で言う「ケール」のような植物で、人類は古くから、
この植物を、薬用として使用していたようです。
先祖となる、この野生のキャベツは、今のキャベツとは違って、
丸く結球したものではなく、葉はバラバラで広がっていたとされます。
現在の結球したものは、12世紀頃ドイツ西部にあったことが最も古いものとされています。
日本に結球したキャベツが入ってきたのは、明治時代のことです。
広く普及し始めたのは、昭和30年?40年頃、まだまだ歴史は浅いと言えるかも知れませんね。
また、子供のうちは区別のつきにくいレタスと比較されることも多く、
一時は人気がなくなったこともありましたが、今はまた、柔らかく、
甘みのある品種が人気になっています。
キャベツの祖先からは、青汁に良く使われているケールや、
コールラビ、芽キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなど、
さまざまな野菜が誕生していることでも知られています。
葉を食べるケール、茎を食べるコールラビ、通常のキャベツ、
脇芽の丸くなった芽キャベツに、花蕾を食べるブロッコリー、カリフラワー、
それぞれ形や利用方法は違えど、全てキャベツの仲間と言えます。
日本では、「キャベツ」と親しまれていますが、古くは、
玉菜(たまな)や、甘藍(かんらん)とも呼ばれていて、さまざまな料理に使われています。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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