じゃがいもの栽培特性と上手な育て方

じゃがいもの作物的特性は、生育適温15から24度で、
イモの肥大は17度が適し、29度以上ではイモは形成しません。
高温ではイモ数は増加するが、肥大は劣り、澱粉蓄積が低下して収量は減少します。
土壌の適応性は広いが膨軟で排水良好な土壌に適し、pHは5.0から6.0がいいです。
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男爵という品種の特性は、早生種で、草姿は開帳性で草丈は短いです。
茎葉の発育は速やかで分岐は少ないです。茎は太く、葉は広いです。
ふく枝は短く、塊茎の着生は蜜で、粒のそろいは良好です。
芽数は多く、休眠期間が長く、貯蔵性に富んでいます。
塊茎の肥大は速く80から90日で成熟に達して、早堀りに適しています。
肉色は白で、肉質は粉、澱粉価は中くらいです。
わたしの地域では3月下旬から4月の上旬に種イモを植え付けていきます。
種イモの大きさは、1片が30グラム位に切断して、切り口を下にして、
5から8センチ覆土し、極端な浅植えや深植えにならないように注意します。
4月下旬頃、芽が5から8センチの頃に芽かきを行います。
芽かきをしないとイモが小さくなります。芽がでたら早めに追肥を行います。
5月上旬ぐらいに、土寄せを行います。5月下旬頃に2回めの土寄せを行い、
株元まで十分に土寄せをして、緑化、腐敗を防止します。
6月下旬から7月下旬までを目安にして、茎葉黄変期を目安に成熟したものを収穫します。
堀取りは2から3日の晴天の後、土が乾いている時に行います。
堀取ったイモは直射日光にさらさないようにします。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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