虫がつきやすい野菜とつきにくい野菜|アブラナ科は害虫の被害を受けやすい

ブロッコリー、ハクサイ、コマツナ、カリフラワー、キャベツなどの野菜は、
アブラナ科に属します。これらの野菜は、アブラムシなどの害虫の被害に遭いやすく、
害虫の防除に手間のかかる野菜と言えます。
定期的に薬剤を散布したり、寒冷紗や防虫ネットなどの資材を使った防除などで、
害虫の飛散を予防するようにします。
■アワノメイガ、ヨトウムシ、アオムシ、コナガの幼虫について
・アワノメイガ
アワノメイガはトウモロコシにつきやすい害虫として知られます。
葉だけではなく、普段私たちが食べている実の部分まで食する害虫です。
・ヨトウムシ
ヨトウムシは1度卵を産み付けると、500近くの卵を産む害虫のため、
孵化した後は、あっという間に食害されます。
早期発見、葉ごと切り取る作業が必要となりますので、
家庭菜園の観察は、毎日しっかりと行うようにしてください。
・アオムシ
アオムシは、葉っぱの裏側にあるため、見えにくいのが難点です。
黒い糞を残すのが目印となりますので、目印のあった場合には、
葉の裏側までくまなく、観察してみてください。
・コナガ
コナガの幼虫は、葉の裏面を浅く食べるので、見つけにくいです。
新芽の好きなコナガの幼虫は、植え付け直後から気をつけておく必要があります。
防除には薬剤を用いますが、殺虫剤に対する抵抗力があるので、
3種類ほどの薬剤を準備して、それを交代交代にしながら、
散布してあげる必要があります。
野菜の種類、害虫の種類によって、防除の方法は異なりますので、
確認した上で、防除を行なってください。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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