トマトの育苗の温度管理|最適な温かい環境を作る方法

野菜の苗は、定植の適期より早くから出回ることがほとんどです。
ホームセンターや、園芸専門店、インターネット通販などで購入ができるので、
自分の好みの品種を探してみると良いでしょう。

しかし中には、苗すら販売されていないような珍しい品種もあります。
そういった品種を育てるのが、家庭菜園の醍醐味でもありますので、
苗が手に入らない場合は、育苗を検討してみてはいかがでしょうか?

■トマトの育苗について

果菜類のトマトの育苗期間は、大体2ヶ月程度となります。
苗の植え付けの適期が5月のゴールデンウィーク頃となりますので、
そこから逆算し、種まきは2月?3月頃に行うことになります。

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2月?3月というと、まだまだ寒く、場所によっては雪も積もります。
トマトの発芽適温は24度?30度、生育適温は昼でも20度?25度、
夜は8度?13度ほどが必要となりますので、なかなか生育が難しいと言えます。

温床や、暖房などの設備や、資材なしでは育てることは難しいですので、
そういったところも、きちんと考えてあげることが重要です。

■育苗に最適な温かい環境を作るには?

電熱線や堆肥の発酵熱などを使った、温床育苗が最適です。
トマトの種を植え付ける2月?3月の時期には、とても有効だと言えます。

ビニールトンネルなどの資材を用いた方法も考えられますが、
あくまでもそれらは、保温する効果となり、温度を高める効果は期待できません。

野菜によって、発芽適温・生育適温は大きく異なりますので、
種まき後、育苗をする場合は、それぞれの適温について頭に入れて管理しましょう。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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