トマトの原産地と適した環境

トマトは、古くから私たちの食料として食べられてきた野菜です。
そもそもの原産は、南米アンデス山脈の高地にて生まれましたので、
トマトは、高温多湿の状況をとても嫌います。
いきいきトマト.JPG
日中の強い日差しは好む植物ではありますが、日本の夏は、
トマトの生まれ育った環境とは大きく異なるもののため、
高温多湿の状況で育てるには、充分な注意と管理が必要となります。
そんなトマトがヨーロッパに伝わったのは、1519年の頃。
最初は、観賞用として楽しまれ、その後、イタリアにて食用として、
トマトの開発が盛んに行われました。
日本はこの頃、江戸時代ではありますが、日本で食用として、
トマトが食べられるようになるのは、その約200年後。
昭和の頃まで、トマトは日本で食用として食べられてはきませんでした。
確かに、トマトの嫌いな日本人というのは今でも多いですよね。
そんなことから、日本でも根付くのには時間がかかったそうです。
現在、トマトの品種は約800種もあると言われています。
日本人の嗜好に合った、青臭さのない品種の開発なども進み、
今では、フルーツトマト、ミニトマトなども一般的です。
CA390270.JPGのサムネール画像
また、品種は色でも分けられていて赤系のものと、ピンク系のものがあります。
日本では、「トマト=赤」というイメージが付いているものの、
現在の日本で食べられている品種の多くは、ピンク系のトマトであり、
赤系のトマトは、加工用の品種や、ミニトマトの一部でしか育てられていないようです。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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