キュウリの手入れ|健全な苗を選び根を傷めないように定植する

キュウリの植え付けは、根っこを痛めないよう優しく行うのが
ポイントです。ビニールポットから出す時も、根っこを痛めないよう
注意して植えつけて下さい。

根鉢の周囲に土をかぶせたら、土の間から空気を出すイメージで
たっぷりと水を与えていきます。

植え付け直後すぐにツルが伸び始めてきますので、麻紐などを使い
結束しながら支柱に誘引していくと良いでしょう。

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また、ツルをしっかりと育てるために下から5節目くらいまでは、
脇芽をどんどん摘み取っていきましょう。

雌花や雄花も同様に1メートルほどになるまでは、花も
摘み取っていくと、キュウリは元気に生長することが出来ます。

5節目以降に伸びたツルに関しては、根元より本葉2枚を残し
摘芯していきます。

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キュウリの収穫の目安は、雄花が枯れた頃です。
雄花が枯れる直後に収穫すると、ちょうど良い大きさで味の良い
キュウリを味わうことが出来ます。

それ以上になってしまうと、キュウリはあっという間に大きくなり
味も落ちてしまい、瑞々しさがなくなります。株自体も弱ってしまうので
収穫はすぐに行うのがポイントです。

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キュウリの生長はとても早いですから、収穫期くらいになったら、
毎日こまめに観察し、良い収穫が出来るように準備しましょう。

また、キュウリの苗はなるべく健康なものを選ぶことを
忘れないようにしましょう。また、質の良い土にしっかりと元肥を
施してあげることも、キュウリを育てるために重要な事です。

こうすることで、べと病やうどんこ病といった病害虫を
予防することにもなります。

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特に梅雨時期には、これらの病気が発生します。
べと病は土の菌が雨によってキュウリに跳ね返ることが原因と
なりやすいので、地植えの場合はマルチングしておきましょう。

更に気をつけたいのはアブラムシやハダニ、ウリハムシです。
害虫は見つけたらすぐに捕殺することを忘れないようにしましょう。

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⇒ウリハムシの上手な駆除法

生育期には脇芽摘み、摘芯を適切に行い、
キュウリの1つ1つの葉に日光が当たり、風通しを良くすると、
上手にキュウリを育てることが出来ます。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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