シュンギクの原産地と日本での歴史

シュンギク(春菊)は、順次葉を収穫しながら花も楽しめる野菜です。
独特の香りと苦味は、あまり得意ではない人も居るかも知れませんが、
大人になると、シュンギクの美味しさが良く分かりますよね。
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原産地は、地中海沿岸地域、東部に広く自生しています。
ただし、日本のように野菜としてシュンギクを食べているのは、
限られた地域のみ。インド、東南アジア、中国など、
東アジアだけです。
地中海沿岸付近のヨーロッパでは、シュンギクは観賞用です。
草花としては育てられていますが、食用には苦味が不向きとされているのです。
シュンギクは、地中海沿岸より、東アジアに伝わり野菜になりました。
その時期や、過程はまだまだ不明である部分も多いですが、
1000年代後期には、既に栽培がされていたようですね。
日本には、室町時代に入ってきました。
ローマギク、ルソンギク、コウライギク、リュウキュウギクなど、
さまざまな名前が伝わっています。
現在も、西日本ではシュンギクを、キクナと呼ぶこともあるそうです。
日本では、特に、シュンギクを鍋物に使いますので、
冬場には大活躍する野菜となります。寒さには比較的強く、
生育適温も15度?20度となりますので、家庭菜園でも、
旬のシュンギクを、鍋物に入れて楽しむことができます。
鍋物は、一度にたくさんの野菜を食べることができるので、
健康に良いのも魅力の1つです。
是非、今年の冬は、自宅で採れた野菜を使った鍋物を楽しんでみてくださいね。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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