ダイコンの原産地と日本での歴史

ダイコンの原産地は、中国、地中海沿岸、中央アジア、コーカサス南部、
さまざまなところに分布します。
日本に渡来したのは、縄文時代?弥生時代の頃と言われており、
このダイコンは、中国より渡来したものです。
アブラナ科野菜の代表的な野菜とも言われるダイコンは、
その後、現在の東京都の板橋区や、練馬区、埼玉県の浦和あたりで、
盛んに栽培が行われていたようです。
私たちの生活には欠かせないダイコンは、世界的に見ても、
日本が1番発達していると言われています。他の国では、日本のように、
さまざまな食べ方をされていないためです。
たくあんのように、日持ちするものや、大根おろしや、大根サラダ、
煮物、お味噌汁、切り干し大根、おでん、調理法の異なるもので、
ダイコンをこれだけ食べている国は、他にはないんだそうです。
ダイコンには、グリコーゲンや、デンプンを消化する酵素、
ジアスターゼが含まれているので、胃もたれに良いと言われます。
二日酔いにも効果的だと言われますから、大根おろしをあえて食べる人も多いですよね。
更に、アブラナ科の他の野菜にも多く含まれている辛味成分、
グルコシノレートもあります。これは、ミロシナーゼと呼ばれる、
加水分解酵素によって生じる、イソチオシアネートがあるからこそ、
刺激があるものだと言われます。
また、ダイコンは”スズシロ”として春の七草の1つでもあります。
葉の部分は一般的に捨てられてしまうことも多いですが、
非常に栄養価の高い部分となりますので、積極的に食べたい部分です。
そして、忘れてはいけないのがカイワレダイコンです。
発芽直後のスプラウトとして収穫することができるのも魅力です。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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