イチゴの旬はいつ?|

クリスマスケーキと言えば、大きないちごの乗った物を思い浮かべますが、
クリスマスの時期は、いちごの旬な時期とは正反対の時期です。
いちごの旬は、5月?6月頃、冬の寒さを感じてこそ、覚醒すると言われています。
でも、今の日本ではクリスマスケーキにいちごが乗っているように、
いちごの食べられない時期はなく、クリスマスケーキ=いちごだと、
誰もが思い浮かべるのではないでしょうか?
その答えは、夏の間に低温に当てることでできたいちごがあるというところにあります。
今より、栽培の工程の整っていなかった昔は、夏に富士山の麓など、
高冷地にいちごを運んで、花芽を分化させた後、平地で育てる方法が取られていました。
この方法を用いれば、クリスマスの時期に取れるいちごが出来上がり、
いちごを、1年中楽しむことができるようになりました。
しかし、最近では高冷地に移動させずに、いちごの栽培温度を人工的に変え、
いちごに季節を勘違いさせる方法が取り入れられています。
主に使われる方法としては、夏場に寒い冷蔵庫の中で管理する方法があります。
こうすることで、12月もいちごを購入することができ、クリスマスケーキにも、
大きないちごを乗せることができるようになっているのです。
手間こそ掛かりますが、クリスマスケーキによって、12月はいちごの需要が高まり、
本来の旬である初夏頃よりも、市場価値がグンと上がりますから、
手間を掛けてまでも、栽培するメリットがあると言われています。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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