連作障害対策が必要な野菜|とくにナス科、アブラナ科がなりやすい

連作障害は、同じ品種や同じ種類の作物を同じ場所で育てると、
生長が悪くなったり、病気になりやすくなるなどさまざまな被害の事を
さします。

これは、土壌中の微生物のバランスが崩れることなのが悪いとされ、
原因ともなっていますが、特にアブラナ科・ナス科の野菜に、
起きやすいともされています。

■アブラナ科の野菜 コマツナ・ダイコンなど
■ナス科の野菜 ナス・ジャガイモ・ピーマン・トマトなど

連作障害を防ぐためには、輪作がお勧めです。
予め、1つの畑と4つのエリアなどに区切りそれぞれ違った野菜を
育てていきます。

次のシーズンには、育てる野菜を交換していくという方法です。
例えば、ナス科の植物を育てたエリアは次のシーズンに根菜類、
次にマメ科、次にイネ科など次々に作物を変えていくのです。

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根菜類は、土を深く耕す効果があり、マメ科の植物は肥料となる
窒素を増やす役割、イネ科は地力を増す効果など、それぞれに
特色があるのも覚えておきましょう。

土壌中の微生物さえ活性化すれば、連作障害も起きないといいます。
勿論、上記のように色々な作物を育てることは重要だと言えますが、
やはりここでも、土壌改良に力を入れておくのがポイントです。

その他、作物同士の株間を考えることや、肥料の与えすぎなども、
連作障害を抑えるために必要な事だと言えます。

株間が混み合えば、風通しが悪くなってしまうため、病原菌の活動が
活性化し、害虫も発生しやすくなってしまいます。

また、必要以上の肥料の与え過ぎも同様に病害虫の被害を
増やしてしまうことになりかねません。

上記の事に気をつければ、連作障害・病害虫の被害などといった、
家庭菜園のトラブルを避ける事が出来、健康に食物を育て、
美味しい作物を収穫することにつながるのです。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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