家庭菜園での農薬の上手な使い方|適した場所に適量を散布

病害虫の発生を予防するのは、栽培した野菜をたくさん収穫するため、
美味しい野菜を収穫するために、絶対に必要な事柄です。
ここでは、いくつかのポイントを紹介したいと思います。

■病害虫の発生を防除するために必要なポイント

1.病害虫が発生しない、感染しない環境を作る
生育場所周辺は、綺麗にしておくのがポイントの1つです。
野菜の残りかすは勿論のこと、雑草・石などもこまめにお手入れしましょう。

2.病害虫の被害に遭わないような強い野菜をつくる
種まきを適した時期に行うこと、畑に移植する適期を間違えない事、
日当たり、風、水、肥料さまざまな面で野菜を強く育てていきます。

3.病気・害虫から守るために、資材などの防除アイテムを使う
コンパニオンプランツを使う、防虫ネットや、ベタ掛け資材、
反射フィルム、間作など色々な方法をもって、病害虫の防除をしましょう。

4.良く観察をすること
被害を最小限に抑えること、被害にすぐ気付き対処ができることは、
感染や、発生を広げないためにも、絶対に必要なポイントとなります。

また、農薬を使う方法も紹介しておきます。
農薬を使う時は、基本的に急所を重点的に狙うことをお勧めします。

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病害虫は畑全体に一度に出るものではなく、1箇所などに出た後、
徐々に広がっていくものですので、早期発見を心掛け、
適した場所に適した量だけを使うのが、ポイントとなります。

また、病害虫といってもさまざまありますので、それに対して、
正しい対応が出来るかどうかも重要です。

薬剤にも色々ありますので、作物によって使用料が異なったり、
回数が異なったり、収穫前に散布出来るのかなどの違いがありますので、
説明書を良く読んだ上で使うようにしてください。

乳剤・水和剤を使う場合は、水の量にも注目してください。
生育盛りのトマトや、キュウリなどでは1株あたり100?200ミリリットル、
ハクサイやキャベツなどでは30?50ミリリットルが妥当です。

散布をする際の噴霧器ですが、害虫であれば害虫の居る場所、
病気であれば、病斑が出ている箇所、土のはね上がりが懸念される場所
などを重点的に散布していきます。

はじめは、噴霧される口を上向きにして葉の裏にかけるようにして、
使っていきます。徐々に上の葉にかけるように向かい、
最後に葉の表面に噴霧するようにしてください。

細かい霧状の水滴が葉に全体的に噴霧出来ている状態が良く、
雫が落ちてくるようである状態は、散布のしすぎが考えられます。
しっかりと薬剤が葉にとどまるように注意しながら与えるようにしてください。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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