家庭菜園で役に立つマルチとは|マルチフィルムや敷きわらの使い方

家庭菜園初心者の方は、はじめ、その用語に戸惑うことかと思います。
今日は、野菜を上手に育てるために重要なマルチング、フィルムマルチ、
敷きワラの用途について紹介したいと思います。
■マルチングとは?
土壌の表面を覆って、降水による土壌を守る、水分の蒸散、
雑草を防ぐ、土の温度をコントロールする、肥料が流れ出ないようにする、
などの効果を得られるものを総称して、マルチングと言います。
野菜を上手に元気に育てるには、かかせない作業の1つとなりますので、
マルチングに必要なアイテム、それぞれの特性について、
頭に入れておいてください。
■フィルムマルチとは?
農ポリと呼ばれる0.02ミリほどのプラスチックフィルムをマルチングとして、
土壌の表面を覆うことです。土の温度の上昇を避け、水分の蒸散の予防、
硬結防止、害虫飛来の回避、雑草防止、病気の防除などに役立ちます。
特に、夏の暑さ対策、冬の寒さ対策、乾燥対策、雑草対策には、有効です。
上手にフィルムマルチを使って、野菜を育てて行きましょう。
雑草の防止を1番に考えると、黒色のフィルムが理想となりますが、
地温を高めるのには、透明である方が効果が高いなど、
フィルムの色によっても、それぞれの効果に違いがあります。
害虫飛来の防除に関しては、反射光によって飛来させないようにするため、
シルバーなどのフィルムマルチが一般的です。
■敷きワラとは?
有機物を材料としたマルチングのことです。稲わら、麦わら、刈草、
籾殻、コンポストなどが主に使われています。
農家として野菜を育てているのであれば、入手しやすいですが、
家庭菜園として野菜を育てているのであれば、比較的、入手しづらいと言えます。
しかし、その効果はフィルムマルチよりも大きく、
有機物を増加させることによって、土壌を改善する効果などの、
副次的な効果も得ることが出来ます。
地温上昇のためのマルチングとしては、フィルムマルチの方が、
優秀となりますので、そちらを使うようにしてください。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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