それぞれの肥料成分の野菜に対する役割|重要なのは、必要元素が全て不足しないようにすること

肥料は、大部分を根より吸収し、さまざまな物質の原料となり、
野菜の生長に欠かせない、さまざまなはたらきをします。

■窒素

窒素は、根・茎・葉の生長を促し、養分の吸収力を高め、
同化作用を促進するはたらきがあります。
そのはたらきより、葉肥と呼ばれることもあります。

■リン酸

リン酸は、根・茎・葉の生長をサポートし、花を咲かせることや、
実をならせることに重要な成分となります。
そのはたらきより、花肥と呼ばれることもあります。

■カリウム

カリウムは、野菜の中の生理作用のバランスを整える役割があり、
この役割によって、病害虫や、寒さ・暑さといった外的なものより野菜そのものを、
守るはたらきがあります。

■カルシウム

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私たち人間と同様、カルシウムは野菜の体を丈夫にします。
また、酸性土壌の調節、根の生長をサポートするはたらきもあります。

■マグネシウム

マグネシウムは、光合成で炭水化物を合成する、葉緑素の原料となります。
また、リン酸の吸収や、動きをサポートする役目もあります。

■野菜にとって重要なのは、必要元素が全て不足しないようにすること

野菜の必須元素は17種類となりますが、マグネシウムにリン酸の吸収を
サポートする役目があるよう、それぞれの栄養素や、要因が、
お互いに補い合うこともあります。

しかし、必要となる元素が全て不足しない状態が1番良いと言えるため、
必要量を、バランス良く施し、良く土に混ぜ、それぞれの元素が、
それぞれの役割を果たせる状態にしておきましょう。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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