肥料のやりすぎと肥料不足|与えれば与えるほど大きく育つは間違い

野菜つくり 肥料・堆肥

「肥料は、野菜の栄養となる部分なので、与えれば与えるほど、大きく育つ」
これは、間違いです。
 
 
確かに野菜の栄養ではありますが、私たち人間と同じように、
摂取のしすぎは、かえって生育を阻害することになってしまうのです。

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この時の特徴は、子葉が黄色っぽく変色し、本葉は真緑になります。
生育の段階で、この現象の出た場合は、肥料が多すぎてしまっているのかも知れません。
 
 
また、特に発芽時に影響を受けやすいので、元肥の量が、
多くなり過ぎないように注意してください。
 
 

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肥料は、何故多すぎてはいけないのか?

 
 
肥料は、必要分が欠けると生育を阻害することになりますが、
肥料を、必要分以上与えても、葉ばかりが旺盛になるばかりになるので、
あまり良い状況とは言えません。
 
 
特に、ダイコンやカブなどは、食べる部分は育ちませんので、意味がありません。
果菜類の肥料が多すぎてしまうと、果実を付けにくくなりますので、
充分に注意してください。
 
 
何故、肥料が多すぎてはいけないのか?というところですが、
土に含まれる塩類濃度が高くなってしまうため、土壌のバランスが崩れ、
根が水分を吸収しにくい状態になってしまうのです。
 
 

肥料をあまり必要としない野菜

 
 
マメ科の野菜などは、根粒菌のはたらきがあるため、
それほど肥料が必要となりません。
 
 
そのため、肥料過多になりやすく、蔓ボケを起こす可能性も高いです。
それぞれの適切な量の肥料を施すことが最も大切となりますので、
野菜を育てる前には、元肥の量を改めて確認してみてください。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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