種から育てる野菜と苗から育てる野菜|家庭菜園のメリット、デメリット

「育苗」とは、畑に種を直播きにせず、育苗箱やセルトレイなどを用いて、
一度、苗を育てることです。
特にこの方法が有効となるのは、大きな葉菜類や、果菜類です。

■育苗は何故するべきなのか?直播きしない事のメリットとは

・育苗期間中の畑は、自由に使うことができます。
狭いスペースで家庭菜園をつくる場合は特に、こういったスペースを、
確保できるというのは、相当なメリットになるかと思います。

・苗を別の場所で管理するという事は、その苗の管理を徹底する
ということでもあります。病害虫に遭いにくい状況、気温などの影響を
受けにくい場所で管理することができ、丈夫に野菜を育てることができます。

・家庭菜園でも人気の高い、ナスやトマト、キャベツなどの野菜は、
育苗をすることで、良いものを選んで定植させることができ、
育てるのが、容易になります。

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■育苗後の定植について

育苗後は、根鉢を崩さないようにするのが基本となりますが、
アブラナ科の野菜は、少々根が切れてしまっても、根っこが再生する野菜です。

果菜類の育苗後の定植は、5月上旬頃が目安となりますので、
逆算して大体2月?3月頃に育苗を開始します。

この時期は、まだまだ霜の被害や、寒害が出やすい時期となるので、
育苗栽培が向いていると言えます。

■直播栽培に適した野菜

直根性のダイコンやニンジンなどは、移植すると根にダメージを受けるため、
直播栽培が鉄則となります。

また、栽培期間の短い葉菜類なども直播栽培が向いています。
それぞれに適した方法を使って、育てていくのが成功のコツと言えます。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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