本では教えてくれないトマトの栽培ポイント|失敗を減らすために

家庭菜園で作りたい・作りやすい野菜の一つに
トマトを選択肢の一つとして考えている人が多いと思います。
ミニトマトや桃太郎といった大きくなるトマトなど品種も様々です。
また、ベランダにプランターを置いて作る場合や
庭の土に植えて作りたいといった人もいると思います。
私は農家なのもありますので、ここでは、
これらトマトの植え方・土づくりの仕方に関する共通点を挙げて
説明していきたいと思います。
まずは、苗の調達の仕方についてです。種から作りたい人も多いと思いますが、
ホームセンターで苗が植えられていれば、それを使って育てた方が育てやすいと思います。
その理由ですが、まずは芽が出て定植するまでの
管理が初心者には難しいことが挙げられます。
また、農家では接ぎ木でトマトを育て作ることが一般的で、
接ぎ木にはそれなりの経験や技術が必要なのもあります。
「家庭菜園をやってみたい」という気持ちを大事にして欲しいのもありますので、
一年目は管理の仕方を覚えるという意味でも、失敗しにくい苗から育てることをお勧めします。
苗の調達とできれば同時進行にして欲しいのが、植える土づくりです。
その前に、初めての人も二年目以降の方も覚えておく必要があるポイントがあります。
それは、トマトやナス、ピーマン、シシトウガラシなどの
ナス科の植物を前年植えた場所・土のある場所には植えるのは、
病気を引き起こし、最悪の場合は収穫が出来ないことがあります。
そういったことも含めて、ナス科の野菜を植える際には、同じ場所に作らないようにします。
前述したことをクリアできたなら、本格的に土づくりをすることになります。
堆肥や化学肥料といった物を混ぜて土を作りますが、
料を混合してすぐにトマトの苗を植えるのはトマトの根に負担をかけます。
ですので、土と肥料とを混ぜてから、最低2・3日は置き、
と肥料とが馴染んでから植えることになります。
なかなかこういった情報は家庭菜園の作り方には書いていないので、
失敗した方・これから初めて作る方はこれらを参考にして作ってみてください。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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