サツマイモの育て方、植え付けから収穫までのおいしくつくるポイント

サツマイモ 収穫 サツマイモの育て方

健康・美容効果も高いサツマイモ。
便秘の解消、コレステロール値の減少、取りにくいミネラル分の摂取、家族の健康・美容のためにも、家庭菜園の一角にサツマイモのスペースを作り、育ててみては、いかがでしょうか?
家庭菜園ならではのサツマイモの味は、美味しいですよ。
そんなサツマイモの育て方のポイントを紹介します。
サツマイモ 収穫

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サツマイモの植え付け

サツマイモは寒い時期では育てることが出来ません。
そのため、日本では東北の標高700メートル以下のところまでがサツマイモの栽培可能地域とされています。
大体、年間の最高月の平均気温が22℃以上が目安になります。
これにはサツマイモの原産地が深く関わってきます。
サツマイモの原産地は、中南米です。
しかも、砂漠に位置する所ですから暑さにはめっぽう強く、荒れた土地でも肥料や水なしでも生育することが出来るくらい、丈夫な野菜なのです。

そんなサツマイモを植え付ける場合は、他とは違い、ツルを切り取った状態の苗を購入するところから始まります。
ホームセンターや園芸店などでは、その苗が販売されますが、稀に販売していない店舗もありますのでその時は自分で苗を作成するか、通販を利用して手に入れましょう。

サツマイモは、高温・乾燥に強く、関東ローム層の特徴でもある、火山灰土を好む野菜です。生育適温は、16℃‐35℃と広く、イモの肥大に関しては、20℃‐30℃が理想です。

植え付けは、5月頃より出回るつる苗で行います。

サツマイモの良い苗の選び方ポイント

  • 茎が太いこと
  • 葉が5‐6枚以上ついていること
  • 節間の少ないもの
  • しっかりとしなやかで新鮮である

サツマイモ 苗 紅はるか

葉はしなびているものでも構いませんが、下葉が黄色くなったもの、根の付いているものは避けて選んでください。
植え付ける前の日にはサツマイモの苗の切り口をバケツにつけて、水を吸わせておきます。

サツマイモの植える場所の準備

通気性・排水性の良いところに畑を作ります。
畝はかまぼこ型に土を盛って作り、20-30センチほどの高い畝にします。
マルチングをすれば、地温を高め、保持することができるので、早掘りも可能です。
この時のおすすめは、黒色のフィルムです。
透明のフィルムでは地温が上がりすぎてしまいますし、黒色のフィルムであれば、雑草の予防もすることができるからです。

サツマイモの植え付け作業

植え付けは、畝の上に10センチ程度の穴を掘り、苗を寝かすようにして茎の部分のみ、土にかくして植え付けます。
葉の多いつる苗は、横に寝かせて茎の部分に土を被せて、株間30センチくらいとりながら、植え付けます。
強い日差しや、強風の影響が出ますので、曇りの日や、夕方以降の時間に植え付けの作業を行いましょう。

サツマイモの肥料

サツマイモは、やせ地でも栽培できる作物です。
サツマイモは、肥料が効きすぎてしまうと葉っぱばかりが成長し、肝心の実の部分の元気がなくなってしまいます。
そのため、元肥などは与えずに育てていくことがポイントです。
葉の色が薄くて成長が悪い時は、窒素分、カリ分を増やす追肥を行います。
イモの肥大には、特にカリ分が必要不可欠です。
ツルボケも、このカリ分があることで、予防することができます。
サツメイモは土壌酸度への制限のない野菜になりますので、石灰は不要です。

以前その場所に何かを植えていた場合などにありがちな失敗としては、肥料が残っている事が挙げられます。
基本的に乾燥した荒地を好むサツマイモですので、土を良く耕し、風通しの良い高畝を作ってサツマイモにとって良い環境を作り上げて下さい。

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サツマイモはとても広い範囲が必要な作物の1つです。
畝の高さは30センチほど、株間は30センチから40センチほど、畝間は70センチから1メートルくらいの広さを取りましょう。

サツマイモの収穫

10月上旬、畝が盛り上がるようになりましたら、収穫です。
気温が5度以下になると、サツマイモがダメになってしまうので、それまでに収穫は全て済ませます。
まずは、つるを切りますが、樹液の汚れは落ちませんので、汚れても構わない服装で行います。
また、株から30-40センチほど離れた場所から掘り起こし、つるを引き抜くようにしてください。

サツマイモ 収穫

サツマイモは、低温に弱いため、霜のおりる時期までには、収穫を済ませます。
収穫後よりも、2‐3週間貯蔵した方が、甘味が増しますので、貯蔵するのが一般的です。
サツマイモの貯蔵適温は13度、湿気の多い環境がベストです。
まずは、半日干して乾燥させてから、新聞紙にくるんで、発泡スチロール製の箱に入れましょう。

サツマイモ 収穫

大量のサツマイモの貯蔵は、土に埋める方法がお勧めです。
つるを付けたままのイモをそのまま入れ、ワラなどを敷きます。
雪の降る地域では、ここに雪がかからないように、雪かきの作業も行います。
土の中に貯蔵したものは、翌年の春までそのままにします。
途中で掘り起こしたら、もう埋め戻しはできないものです。

サツマイモの原産地と歴史、栄養価

サツマイモの原産地は、メキシコのある中南米にあります。
中南米で盛んになったサツマイモはやがて、東南アジアに伝わり、中国に伝わり、17世紀のはじめに、沖縄・九州に伝わりました。
九州・沖縄地方は、中国から伝わったイモであるために、サツマイモのことを、「唐芋」(からいも※唐の国からの意味)とも呼びますが、本州の場合は、九州・沖縄から伝わったために、「薩摩芋」(さつまいも※薩摩からの意味)と呼ばれるのです。

サツマイモは、収穫量の見込める野菜でありながら、やせ地でも育てることができるため、人々の救いでもありました。
「享保の大飢饉」の時も、大凶作、飢えの死者が出ながら、サツマイモの盛んな長崎・薩摩では、餓死者が出なかったとも言われています。
そういった経緯から、どんどん日本各地で育てられるようになっていったのです。
栽培が広がることで、研究は進み、それまでのサツマイモよりも、甘い品種が多く出回りました。そこから、サツマイモは甘くて、美味しいおやつにも利用されるようになり、「石焼き芋」が出来ました。
江戸時代には既に石焼き芋屋さんがあって、庶民に親しまれていたようですよ。

サツマイモは、美容・美肌にも効果が期待されています。
ビタミンE・ビタミンC・ベータカロチン、ビタミンB1・ビタミンB2、カリウム、鉄分などのミネラル文も豊富に含まれています。
また、整腸作用のあるセルロースもたくさん含まれているので、コレステロール値の低下や、便秘解消にも良い野菜です。

サツマイモの育て方のまとめ

サツマイモは、やせ地でも栽培できる作物です。
しかし、窒素分が多くなりすぎると、茎葉ばかりが育ち、イモが太らないツルボケの状態になります。
特に、前作も野菜を育て充分に肥料のある場所では、無肥料で育てるのがポイントです。
その場合は、生育の状態を充分に観察してください。
葉の色が薄くて成長が悪い時は、窒素分、カリ分を増やす追肥を行います。
イモの肥大には、特にカリ分が必要不可欠です。
ツルボケも、このカリ分があることで、予防することができます。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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