サツマイモの原産地と日本での歴史

サツマイモの原産地は、メキシコのある中南米にあります。
中南米で盛んになったサツマイモはやがて、東南アジアに伝わり、
中国に伝わり、17世紀のはじめに、沖縄・九州に伝わりました。
九州・沖縄地方は、中国から伝わったイモであるために、
サツマイモのことを、「唐芋」(からいも※唐の国からの意味)
とも呼びますが、本州の場合は、九州・沖縄から伝わったために、
「薩摩芋」(さつまいも※薩摩からの意味)と呼ばれるのです。
サツマイモは、収穫量の見込める野菜でありながら、
やせ地でも育てることができるため、人々の救いでもありました。
「享保の大飢饉」の時も、大凶作、飢えの死者が出ながら、
サツマイモの盛んな長崎・薩摩では、餓死者が出なかったとも言われています。
そういった経緯から、どんどん日本各地で育てられるようになっていったのです。
栽培が広がることで、研究は進み、それまでのサツマイモよりも、
甘い品種が多く出回りました。そこから、サツマイモは甘くて、
美味しいおやつにも利用されるようになり、「石焼き芋」が出来ました。
江戸時代には既に石焼き芋屋さんがあって、庶民に親しまれていたようですよ。
サツマイモは、美容・美肌にも効果が期待されています。
ビタミンE・ビタミンC・ベータカロチン、ビタミンB1・ビタミンB2、
カリウム、鉄分などのミネラル文も豊富に含まれています。
また、整腸作用のあるセルロースもたくさん含まれているので、
コレステロール値の低下や、便秘解消にも良い野菜です。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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