家庭菜園の台風対策は済んでいますか?
天気予報に注意して、台風が来る前に大雨、防風対策をしましょう。
樹木
台風で折れた枝が飛んだりすると大きな事故につながります。
台風が近づく前に、混みあった枝は切っておきましょう。
そのときにはよく観察して枯れた枝や曲がった枝なども取り除いておきます。
植えてまもなく、まだ土に根が定着してない木がある場合は
添え木や支柱を立ててやりましょう。
鉢とプランター
鉢やプランターも風で飛ばされないかチェックしましょう。
ハンギングバスケットや高い棚の上に置いてある鉢はおろしておきます。
倒れやすいものは、2 , 3鉢ずつ、
はじめから倒して結び付けておくとよいでしょう。
台風が通りすぎたら、すぐ元にもどしておきます。
ビニール袋などで覆って縛った場合も、
忘れないで通過したらすぐはずしましょう。
野菜、草花
庭の背の高い草花などは強風で
倒れないように支柱を立ててやりましょう。
支柱ごと飛ばされないように、支柱はしっかりと地面に挿します。
台風の前後はばたばたして
植物をよく見てやれなくなりがちです。
事前によく観察して、枯れた葉や枯れた草などは
片づけておくようにしましょう。
それらが原因で病気になってしまうことがあります。
園芸店やネットショップでは防風用の網が売られています。
防風網 白X長さ50mX網目4mmX幅100cm |
防風の効果は、風上側は網の高さの約3倍、風下側は約10倍くらいです。
キッチンガーデンやコンテナが置いてあるスペースを考えて、
高さと幅をきめ、風上側に防風網を張ります。
防風網が手に入らないときは、寒冷紗でも代用できます。
網の陰が気になるようでしたら、
風が強く吹きそうなときだけ張るように工夫しましょう。
少量のコンテナでは寒冷紗などで
コンテナごとすっぽり覆ってしまってもよいでしょう。
ベニヤや波板などは、風の抵抗を強く受けるため
防風には不向きです。
その点、防風網は適度に風を逃がし、風を弱める効果があります。
台風通過後の処理
風で倒れた野菜苗は、触らずにそのままにしておけば、
翌日には元通り立ち上がります。
水分の多い土をいじったり、畑に入って作業したりすると、
土を練り固めることになります。
自力で元通りに立ち上がれない野菜類は、
ある程度土が乾いてから作業に取りかかりましょう。
ナスの実は、葉がこすれただけでも茶色い擦り傷ができ、
汚い果実になりますが、味は変わりません。
もし気になるようでしたら傷のひどいものだけ、切り取ってしまいましょう。
折れた枝はハサミで切り戻します。
ひどく傷ついた葉や実は取り除いてあげましょう。
台風は大量の雨をもたらします。
対策としては、あらかじめ排水溝を深めにしたり、畝を高めにしたりします。
台風が去ってからも、畑に水が溜まっているようなら急いで排水してください。
長く水に浸かると枯れてしまう野菜もあります。
雨対策は台風だけでなく、秋の長雨にも有効です。
コンテナに植えた野菜は、
株全体に水をかけ、泥などのよごれを洗い流します。
植物の病気は、糸状菌(カビ)によって起こるものがほとんどです。
土の中にいる病原菌が雨によって跳ねあがり、
葉や茎に付着して病気が発生することが多いのです。
また、細菌による病気は傷口から侵入します。
そこで、台風によって葉や茎に着いた泥や汚れを洗い流すのです。
また海に近いところでは、潮風で塩害を受けるときがあります。
台風の通過とともに、よく水をかけて、塩を流してあげましょう。
農家では台風の通りすぎたあとは必ず消毒をしますが、
家庭菜園では少しぐらい病気が発生しても農薬の使用はさけたいものですね。
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