ミニトマトの枝切り選定/脇芽をつんで枝を何本に?

家庭菜園で、初心者でも絶対というほど失敗しないで、
収穫が楽しめる代表野菜は、なんといってもミニトマトです。
トマトはナス科に属しており、他にもナス、ピーマン、ジャガイモ、
パプリカなど代表的な野菜が多く、いずれも生育が旺盛で、
失敗することはほとんどありません。
最近は、ミニトマトも品種改良が盛んで、赤色だけでなく、
黄色、橙色、緑色に加え、最近ではブラックベリートマトと呼ばれる
黒トマトも作られています。
また、形状も丸いだけでなく、弾丸状、さや状など
さまざまな品種改良が進んでいます。
ここでは、ミニトマトの代表品種である
ミニキャロルの栽培を紹介します。
栽培の条件は、野菜全般にいえることですが、
日当たりが良く、排水・保水性があり、肥沃な大地が適しています。
特に酸性土壌を嫌うので、植えつける前に
苦土石灰などで中和しておく必要があります。
種から育てる場合は、3月下旬から4月上旬にかけて、
育苗ポットやトレーに種を蒔きます。本葉が2枚となったら、
ポッドに移植します。遅霜の場合もあるので、
ビニールカバーをつけておいた方が安心です。
遅くとも5月下旬までに、定植します。
目安としては、第一花開花頃が目安です。
定植までに土作りをしておかなければなりません。
植えつけの2週間ほど前に1?当たり苦土石灰150g、
1週間ほど前に完熟堆肥3kgと有機配合肥料80gを
目安として施しておきます。
定植して、株がしっかりと根付いたら、支柱を立てます。
2m程度はあった方が無難です。
成長は驚くほど早く、どんどん脇芽が出てきます。
この脇芽を早く掻かないと、枝芽が伸びて、
管理が難しくなるだけでなく、
果実が小さくなってしまいます。
多くとも2,3本とします。
トマトは、水と肥料をあまり好みません。
与え過ぎるとなかなか赤くなりませんので、
注意が必要です。病害虫にとても強いので、
脇芽を掻く程度で、管理はほとんど不要です。
開花後40日から50日前後で、収穫できます。
採りたてのミニトマトは、店頭のミニトマトとは
比べ物にならないほど瑞々しく甘くおいしいです。
植えつけた後は、ほとんど手間が不要で、
失敗もなく、とても簡単で、
しかもおいしい野菜はそうそうありません。
この条件にかなう野菜は、ミニトマトをおいてないと思います。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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