家庭菜園で無農薬栽培で野菜を育てる方法|化学農薬を使いたくない場合

化学農薬というのは基本的に既になってしまった病気や、
既に発生してしまった害虫を殺すために必要とする
対症療法的なものになります。

普段から病気にかからないような工夫や、害虫が発生しないように
心がけておけば、化学農薬を使うことなく栽培することが出来ます。

では、どのようにすれば病気や害虫から作物を
守ることが出来るのでしょうか?

■それぞれの作物に適した環境を作ることが大切です

植物にはそれぞれ生育するために適した環境というものがあります。
その環境で育てることは害虫や病気から守ることだけでなく、
作物を美味しく育てるためにも重要なことだと言えます。

例えば南米の乾燥した地域で原産されたトマトなんかは、
原産地に近い環境で育てるといいと良く耳にします。

乾燥を好むトマトを高温多湿の場所で育ててしまった場合、
日向を好む植物を日光の当たらないところで育ててしまった場合などは
どうしても病気にかかりやすい環境下にいると言えます。

種の袋や苗を購入する時のタグなどにも、
その植物の性質などが詳しく書かれていますので必読です。
また、品種を選ぶ際の比較ポイントとしても是非読んでみて下さい。

■作物を健康に元気よく育てることも大切です。

水やりの加減で作物の状態は大きく変化します。
良く水やりは1日何回・1回何リットルなどと決めている人も居ますが、
基本的には乾燥した時にたっぷりあげることを重視してください。

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植物を支えている根っこは、水を探して伸びていきますので
土が毎日湿っていれば伸びる必要性がなくなってしまうのです。

乾燥した状態になると、遠くのところへ水を求めて伸びていきます。
あえて乾燥させた状態にし、枯れる前にたっぷり水を補給
してあげると、しっかりと根を張ることが出来ます。

これを繰り返せば、生育は良くなります。
元気に健康に育てることは、水やりが大切だということです。

■もし病気や害虫が発生してしまったら?

自分の環境にあった品種と育て、正しく水やりを行なっていても
高温多湿となる日本では、季節により害虫や病気に
なってしまう事も十分に考えられます。

すぐに対処すれば、被害を最小限に抑えられるので
毎日観察を怠らないことが大切と言えます。

一部分だけ色が変色している場合、葉っぱの1つだけ
形が変形している場合などは、葉の裏側など良く見えないところまで
チェックしてみてください。

病気が発生していた場合、害虫の卵を産み付けられている場合は
その部分を取り除いて下さい。

卵の段階であれば、発生を抑えることも出来ますし、
病気もその部分だけであれば、切り取って終わりということになります。

ですから日々のお手入れの中でどんな状態が普通であるかを
きちんと把握しておくことが大切なのです。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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