キャベツの原産地は、地中管沿岸付近です。
この日本より涼しいヨーロッパの気候は、夏は、乾燥しやすく、
冬は温暖で雨の降る地域となりますので、キャベツは、冷涼な地域を好み、
日本の高温多湿には極めて弱く、腐りやすいと言えます。
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また、キャベツというのは、一定期間寒い気温に当たることで、
花芽を形成する性質があります。花芽形成後は、結球することができなくなるため、
その前に、葉の枚数を確保し、結球させておくことが必要です。
更に、キャベツ栽培で注意したいのは、連作障害です。
ハクサイ、キャベツなどのアブラナ科の野菜は、連作障害が起こると、
生育障害や、土壌による、病害虫の被害が拡大してしまいますので、
2年以上は、アブラナ科の野菜を育てていない場所にて、育てはじめるようにしてください。
特に危険なのは、根こぶ病です。
根こぶ病とは、土壌に含まれる病原菌が、キャベツの根に感染して、
コブ状のものができる病気です。
コブのできたところだけではなく、株全体に大きく影響するので、
充分に気を付けたい病気だと言えます。
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キャベツ根こぶ病
また、最近は市民農園を利用して家庭菜園を楽しんでいる人も多いと思いますが、
市民農園の他の場所でアブラナ科野菜を育てている時に、
何処かで根こぶ病が発生し、それが感染する可能性もあるので注意してください。
根こぶ病の対策としては、連作障害が起きないように期間を開けることの他に、
石灰を施し、pHを6.0-6.5程度にしておくと良いでしょう。
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