ブロッコリーは、原産地に由来して、非常に涼しい気候を好みます。
そのため、生育適温は15度?20度ほど、耐暑性、耐寒性があります。
私たちの口にする花蕾(からい)の部分の生育適温は、15?18度です。
日本では、夏まきの秋冬どりが理想とされています。
春まき夏どりをすることもできますが、気温の高いこの頃は、
すぐに食べられる大きさの花蕾にまで育ち、形が悪くなる、
病害虫のリスクが高まるというデメリットがあります。
そういったことを考えると、やはり、高温多湿の日本であれば、
夏まきの秋冬どりが簡単で良いのかも知れませんね。
尚、この頃であれば、病害虫の被害も少なく済むことでしょう。
ブロッコリーは、本葉7枚程度になってから、低温に晒すことで、
花芽が形成されます。その低温の温度は品種によっても差があるので、
品種ごとに調べておくと良いでしょう。
収穫は、つぼみが大きく盛り上がってきた頃を目安とします。
1つ1つのつぼみが充分に締まっているうちに、収穫しなければ、
黄色い花が咲き、味が悪くなってしまいます。
はじめの収穫は、茎の上にできる10?15センチほどの頂花蕾を収穫します。
その後、下部の枝より側花蕾が出てくるようになるので、後の収穫はそれを取ります。
低温に当たると、花蕾の色が紫がかったように変色しますが、
これは、アントシアンと呼ばれる天然色素の影響によるもので、
寒さに当たることで起こる、正常な反応です。
収穫後、ブロッコリーを茹でれば、元の綺麗な緑色に戻りますし、
味も変わらないので、心配はいりません。
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