ブロッコリーは、花蕾(からい)と呼ばれる、つぼみや、花の茎を食べる、
少々変わった野菜です。花菜類に分類される、葉菜類の野菜です。
ブロッコリーの先祖を探ると、キャベツに行き着く、キャベツの仲間で、
キャベツ、メキャベツ、コールラビ、ケール、カリフラワーなどと同種です。
このうち、ケールは紀元前より利用されていたと言われますが、
ブロッコリーの歴史は、意外と浅く、イタリアでは15世紀末頃、
フランスや、イギリス、ドイツなどのヨーロッパの国々では、
17世紀はじめ頃より親しまれるようになりました。
また、これも今のブロッコリーの品種とは少し違うもので、
現在のブロッコリーのような品種が育成されるようになったのは、
19世紀頃だと言われています。
日本でブロッコリーが食べられるようになったのは、明治初期のことで、
戦後より、栽培が広まったと言われています。
ブロッコリーと良く似ているとされるカリフラワーは、同じ、
花蕾(からい)を食べる野菜です。カリフラワーは、
ブロッコリーが、突然変異してできた種類の野菜と言われており、
つぼみの部分が柔らかく、癒着しているのが特徴です。
茎の上にできる、頂花蕾(ちょうからい)を収穫した後はもう育たず、
ブロッコリーのように、側花蕾(そくからい)が出てくることなく、栽培が終わります。
栽培自体は、ブロッコリーと似たように育てられますが、
花蕾を白く育てる必要があるカリフラワーは、外葉で覆うなどの、
カリフラワー独特の作業が必要です。
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