キュウリは、温室にて促成栽培や、抑制栽培が行われています。
そのため、四季を問わず、スーパーで購入することができます。
しかし、こういった方法は、はるか昔から行われてきたようです。
■古代ローマ、中国で行われていたキュウリの促成栽培
古代ローマでは、ティベリウス帝の食事のためにと、
キュウリを育てる箱を用意し、保温することで冬でも栽培をしていたとされています。
また、中国でも加温された火のある場所でのキュウリ栽培が行われ、
真冬でもある2月に収穫していたと言われます。
日本でも、江戸時代後期頃より、早出し栽培が行われるようになり、
冬でも楽しめる野菜として定着していきました。
■プルームのないキュウリ
少し前までのキュウリは、白い粉を吹いたようなものになっていて、
その粉のことをプルームといっていました。
しかし、この粉というのは本来、キュウリの水分蒸発を抑制するもの
といった効果があるにも関わらず、薬剤が付いているように見えるなど、
あまり人気がありませんでした。
そのため、現在はプルームレスキュウリが人気です。
専用のカボチャを台木としてつくられるプルームレスキュウリは、
皮が硬くて日持ちもするので便利です。
■キュウリの鮮度の見分け方
キュウリの表面には、ポツポツとしたいぼ状のものがあります。
収穫したてのキュウリであればあるほど、このイボの硬度が高く、
日に日に硬さを失っていきます。
そのため、スーパーなどで鮮度を見分けるのであれば、
このイボに注目して購入すると良いです。
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