モロヘイヤは、エジプトが原産地といわれるシナノキ科の一年草です。
エジプトが原産地といわれるように、
乾燥した砂漠地帯でもモロヘイヤは育ちます。
このため、エジプトでは古くから
野菜として利用されてきました。
モロヘイヤは熱帯原産の高温性野菜で、
発芽適温は30℃、生育適温も20℃以上と高く、
露地栽培では十分温度が上がってから栽培します。
モロヘイヤは、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいる
日本でもおなじみの健康野菜です。
モロヘイヤを刻むとネバネバが出てきます。
オクラやナメコ、里芋などの
ネバネバ野菜に
共通して含まれているものです。
糖の吸収を遅らせ、血糖値の上昇を抑える働きがあり、
糖尿病などの予防に効果があります。
また、胃壁を保護してくれるので、
消化不良や食欲不振を防いで胃のトラブルを予防します。
野菜名
|
科名
|
原産地
|
モロヘイヤ
|
シナノキ科
|
エジプト
|
学名
|
英名
|
和名
|
Corchorus olitorius
|
jew’s-mallow、
tossa jute
|
シマツナソ
|
種まき時期
|
定植時期
|
収穫時期
|
3月下旬?4月
|
スポンサーリンク 5月下旬?
|
6月下旬?
|
発芽温度
|
||
最低温度
|
発芽適温
|
最高温度
|
25?30℃
|
35℃
|
|
生育温度
|
||
最低温度
|
生育適温
|
最高温度
|
20?30℃
|
||
花芽分化
|
||
短日条件で花芽分化する
|
古代エジプトの伝説に、
どんな薬を飲んでも治らなかった王様の難病が
モロヘイヤのスープで治ったという話があります。
それ以来、モロヘイヤをアラビア語で
「王様の野菜」と呼ぶようになったのが語源のようです。
難病を治してしまうほどのモロヘイヤのパワーは、
食事の偏った現代人にも必要なようです。
家庭菜園でモロヘイヤ栽培に挑戦してみて、
とりたてのモロヘイヤを夕食の1品に加えてみてはどうでしょうか?
スポンサーリンク
コメント