母は無類のそらまめ好きで、料理のあしらいとしてでなく、
塩と砂糖と、少しの醤油で煮て、オヤツに食べます。
オヤツというより、時季にはほとんど主食です。
ちょっとずつ買ってきてもラチがあかないような食べっぷりなので、
庭の一部を畑にして、そらまめを栽培することにしました。
品種は「さぬき長さや・早生」というのを選びました。
気が短いので、大きく育てるより、早く収穫できるほうを選んだのです。
それでも、そらまめの栽培には時間がかかります。
10月に種まきをして、収穫できるのは5月ごろ。
畑は半年以上、そらまめに占拠されることになります。
そして、けっこう手が掛かります。
畑の場所がいいのか虫害はあまりなかったですが、
ドバトの多い地域で、植えた豆を端からほじくられたりもしました。
寒い時期に芽を出して生育し始めるので、寒さよけ対策は欠かせません。
うちでは、敷き藁を通販で購入して、畑を覆うようにしています。
ある程度育ってきたら、土寄せをしたり摘心をしたり、
日に一度は世話をしていました。
台風シーズンをはずして生育するので、
いい加減に支柱を立てていたところ、春の嵐というのか、
4月ごろに大風が吹いて、せっかく花がついていたのに
三分の一ほどもなぎ倒されてしまいました。これは痛かったです。
その後は支柱を頑丈にしているのですが、
毎年のように開花期に嵐が来るので、困ってしまいます。
ただ、嵐を乗り越えた茎は強く、大きな莢をつけます。
それがある日、いっせいに上を向く(だから空豆)と、収穫はもうすぐです。
豆類は連作を嫌うので、一度作ると数年は植えられないという話ですが、
我が家では隔年で作って、まあまあ採れています
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