家庭菜園での肥料の欠乏の症状|必須元素の不足は生育の妨げになります

野菜の生長に欠かせない元素のことを、必須元素といいます。
これは、さまざまな物質の原料となって、植物の生長を整えたりします。

必須元素の不足は、野菜のさまざまな生長の妨げとなり、
欠乏症を起こしますので、バランス良く必須元素を与える必要があります。

欠乏症の症状は、それぞれの必須元素の欠乏で異なりますので、
下記を参考に、何が不足しているのかを見極めて対策を練りましょう。

■窒素の欠乏による症状

窒素はタンパク質の材料となります。
そのため、葉が小さくなる、なかなか生長しないなどの症状が出ます。
また、葉緑素の生成もできなくなるため、葉の色が落ち、黄色っぽくなったりします。

■リンの欠乏による症状

下の葉より症状が現れ出すのが特徴です。
葉の緑色が濃くなったり、紫のように変色することもあります。
また、根や葉の生長が落ち、花色など開花、果実、種などに影響が出ます。

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■カリの欠乏による症状

リン同様、下の葉より症状が現れ出すのが特徴です。
葉が黄色くなる、褐色化する、開花が遅れるようになるといった症状、
病気になりやすくなる、寒さなど気温の変化に弱くなるといったことも挙げられます。

■カルシウムの欠乏による症状

葉の周りが褐色化し、形が変化する場合もあります。
また、根の先端が枯死してしまうこともあります。
生育の大きく影響する症状となりますので、注意してください。

■マグネシウムの欠乏による症状

葉脈の間が、白っぽくなったり、黄色っぽく変色することがあります。
古い葉より順番に症状が出るのも、特徴です。

■欠乏症が見られたら?

なるべく早く、不足している元素を含む肥料を施します。
速効性の高い、液体肥料を用いるのも1つの有効手段です。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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肥料・堆肥
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