家庭菜園で伏見とうがらしを栽培しました

京都の人なら誰でも知ってる「伏見とうがらし」、
京の伝統野菜の一つです。
細長い形をしてるところから「ひもとう」ともいわれます。
名前は「とうがらし」となってますが、一般のとうがらしとは別物で、
風味こそとうがらしらしさがあるものの辛みはなく、甘い独特なとうがらしです。
近頃は、他府県にも広く流通しているようですが、この野菜を自宅で育ててみました。
春になると、店先にトマトやきゅうり、ピーマンなどの苗が並ぶようになりますが、
その頃に伏見とうがらしの苗も売られます。
その苗を三株ほど買ってきて、一株づつ、
市販の野菜用の培養土を使って植木鉢に植えました。
地植えにできたら大きく育つのでしょうが、
我が家は庭が広いわけでもないので仕方なく植木鉢です。
さらに日当たりもたいしてよくない場所に置いての栽培です。
意外と強いのでしょうか、さして気を使うことなく、毎日一度水をあげるだけで順調に成長しました。肥料は、とりあえず自宅にあった油粕を時々与えたのみです。
枝を摘んだり整えたりということをした方がよいのかもしれませんが、
それもよくわからなかったので、何もせず自然のまま育てました。
しばらくすると、つぼみがつき白い花がたくさん咲き始めました。
花が散ると、ついに小さな緑の実があらわれました。
伏見とうがらしの赤ちゃんです。
ここからは、日々大きくなり、そのうち見慣れた細長い伏見とうがらしの形になりました。
色も綺麗だし、一株にたくさんぶら下がっています。
嬉しいし可愛い。ようやく初めての収穫です。
一本づつとって記念写真も撮りました。
京都で伏見とうがらしといえば、じゃこと一緒にたく(煮る)
おばんざいが一番有名かと思いますが、
それには量が少し足りないので、最初の収穫はトースターで焼きました。
焼きあがったものに鰹ぶしと醤油をかけてシンプルにいただきました。
美味しかったです。その後は次々ととれ、じゃこと炊いたり、
オリーブオイルで焼いてイタリアン風にしたり、ピーマンのかわりに使ったりとあれこれ利用、
色もきれいなので大変使い勝手もよく、夏が終わった後も10月ぐらいまで収穫でき、
長く楽しむことができました。
夏の野菜として、伏見とうがらしは我が家では欠かせません。今年も是非栽培したいと思います。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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