ジャガイモは育てる時に、苗や種は使わずに種芋を使用します。
この時の種芋は、原則として家庭菜園で採ったジャガイモではなく、
スーパーなどで入手したジャガイモでもなく、「種芋」として販売されている、
健康的なものを選んでください。
まずは、これが病害虫の予防になります。
種芋の大きさは、大体30?50グラム程度のものが理想です。
大きな種芋の場合は、切り分けて使用する方法もあります。
種芋をカットする時は、各片の上に芽を付け、縦にカットしていきます。
切り口は日陰干しして乾燥させてから、植え付けるのがベストです。
(乾燥させる時間のない時には、草木灰を付ける方法もあります。)
ジャガイモの生育期間は短いですから、元肥は、
緩効性ではなく、速効性の肥料を施し、早く肥料が効くようにしてください。
植え付け後に、種芋からは、5本ほどの芽が出てきますが、
茎葉が多くなればなるほど、小さなイモばかりになってしまいますので、
芽が10センチほどになったら、芽は2?3本に減らし、他の芽はかき取ります。
この作業は、「芽かき」と呼ばれています。
芽かき後は、追肥・土寄せの作業も忘れずに行ってください。
種芋よりも、浅い表面近くにイモができてくるので、
土寄せして緑化しないようにする必要があるんです。
ジャガイモは、植えつけ後、約3ヶ月で収穫することができます。
収穫後は、洗わずに手で土を払い、表面を乾かして冷暗所に保管します。
保存適温は15度程度。光が当たると、えぐみが出てしまうため、
新聞紙で包むなどして、光に当てないように気をつけます。
また、ジャガイモの芽にはソラニンと呼ばれる有害物質がありますから、
調理の際は気をつけてくださいね。
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