連作障害の基礎知識と輪作の作付計画

同じ科に属する野菜や、同じ種類の野菜の野菜を同じ場所で栽培することを
「連作」と言います。作る側の私たちから見れば、同じ場所で育てることは、
管理がしやすく、育てやすいと言えますが、作物にとっては非常に悪いことです。

これを連作障害と呼びます。
具体的にどのように、作物に悪影響があるのかを簡単に紹介して行きたいと思います。

■連作障害とは?

連作を行うと、特定の病気にかかりやすくなってしまったり、
害虫の餌食になりやすくなってしまいます。すると、生育はどんどん悪くなり、
収穫量が減り、収穫した野菜の品質も損ないます。

最悪の場合は、枯れて育たなくなってしまうこともありますので、
家庭菜園では、連作障害を起こさないように充分注意しなければ行けません。

■連作障害を防ぐには?

スポンサーリンク

連作障害の1番の予防法は、輪作を行うことです。
輪作というのは、同じ場所で同じ野菜や、同じ科のものを育てずに、
毎年、違うものを育てるという栽培方法です。

野菜の種類に応じて、連作となる年数に違いがありますので、
それを考慮しながら、畑を上手に使うことが大切です。

■輪作を行うコツとは?

狭い畑のスペースでは、連作障害が起こりやすいと言えますので、
育てたい野菜をピックアップした上で、畑を数年先まで見越した、
作付け計画をたてることが大切です。

輪作を行うコツは、畑を分割して考えることです。
最低でも4分割ほどに分けて考えれば、1年でさまざまな野菜が楽しめます。
また、何処で何を育てたのかが後々わからなくならないように、
メモを取っておくことも大切です。

スポンサーリンク

この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

こうをフォローする
家庭菜園の連作障害対策
こうをフォローする
初心者でも簡単!家庭菜園の作り方

コメント

タイトルとURLをコピーしました