元肥とは、野菜の種まきや苗の植え付け前に土に施す肥料のこと、
追肥とは、植えつけ後に野菜の生育に合わせて肥料を足すことです。
肥料は育てる野菜が必要とする分を与えるものですが、
土がいつまでも肥料を蓄えておけるわけではありませんから、
元肥、追肥の両方を使って、分けて与えることが重要となります。
必須元素の中にリン酸がありますが、リン酸については土の中を動きやすく、
追肥には向かないため、元肥として全ての分量を与えることが必要となります。
元々、野菜作りのできる土地として肥えている土を使う場合や、
肥料成分の多い完熟堆肥を用いた時は、これらに含まれる肥料成分を考え、
肥料を与えて行きます。
また、緩効性肥料を施した場合は、その効果がじわじわと続くので、
分量に注意すること、速効性のある肥料と組み合わせるようにして使用します。
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逆に、野菜作りをはじめて行う土地など、やせた畑を利用する場合は、
肥料成分が充分に吸収できるよう、降雨なども考えた上で肥料を与えます。
厳密に計算するのは、なかなか難しいことだと言えますが、
それぞれの野菜に必要な肥料分を確認し、大まかに与える肥料分を考えておきます。
例えば、トマトやナスであれば、窒素25グラム、リン酸30グラム、
カリ25グラムほどが理想です。(1平方メートル当たり)
あまり肥料を好まないマメ科のエンドウマメや、エダマメの場合は、
窒素10グラム、リン酸15グラム、カリ10グラムほどが理想です。(1平方メートル当たり)
野菜によって大きく変わりますので、育てる前には、
必要量を確認するようにしてください。
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