家庭菜園の成功のポイントは、なんといっても土の栄養管理です。
痩せた土では育てることができない野菜も多くありますので、
少々高価であっても、土の栄養は重要視して土・肥料を選ぶと良いでしょう。
しかし、エンドウマメや、ラッカセイ、エダマメなどといった、
マメ科に属する野菜の多くは、肥料分の少ない痩せた土地でも栽培ができます。
これは、マメ科の野菜に、窒素分を取り込む根粒菌と共生している
という特徴があるためです。
逆に、肥料分の多い良く肥えた土地でマメ科の野菜を育てると、
蔓ボケを起こしてしまうこともあるので、気をつけたいところです。
※蔓ボケとは?
茎や葉などの生長は、正常通りとなるものの、肝心のさやの部分が、
実らない現象のことです。
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また、サツマイモやトウモロコシも痩せ地での栽培が可能です。
これは、サツマイモやトウモロコシには肥料を吸い上げる力が強いという
特徴があるためです。
トウモロコシは、あまり肥料のない土地であると、草丈が伸びないことがありますが、
収穫できるほどの実を付けることができます。
酸度・窒素・リン酸・カリの含有量を測定するキットがありますので、
それをもって、土壌診断を行うのも1つの方法です。
その結果を見て、土壌改良を行えば、より的確に良い土を作り出すことができます。
野菜の肥料を吸い上げる力というのは、野菜の種類や、
土の乾燥度によっても異なりますので、土を乾燥させすぎないこと、
野菜の吸肥力も調べておくと良いでしょう。
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